長尺物を保管する自動倉庫について、導入事例をいくつかご紹介していきます。
重量級の鋼材等の長尺物やパレット単位の製品や部品などの長さがある大きな荷物の保管では、平積では場所を取り、立てかけて保管するとなると転倒などの危険性があります。
自動倉庫では、長さを考えた効率的な場所の確保と、コンピューターでシステム化した出し入れで、効率的で安全な長尺物管理を実現します。また、重さや大きさからも、人の手でおこなうよりも安心。もしもの事故を防ぎ、人材を守ることにもなります。
宮崎県日南市で生産される飫肥杉(おびすぎ)を関西関東へ出荷し、この地の林業の将来を支えていきたいとの思いを、IHIの自動倉庫と邸別ピッキングシステムは力強く支援してくれています。
従来、人力では5〜6時間かかっていた「邸別ピッキング」が、システム導入後30分~40分で可能になりました。
納品までの時間の大幅短縮によって、競争力が増しました。 自動倉庫内では削り済みの木材を傷つけずに保管できるため、コスト削減にもつながりました。
自動倉庫の導入やスペースの拡張を実施した新支店の稼働により、本社倉庫と比べて在庫量は4,000tと約3倍にアップ。
同社として初めて1 支店で全鋼材をストックできた上、入出庫に伴う荷繰り作業も解消しました。
さらにクレーンは1通路に2台のデュアル方式を採用、加工エリアと直結したことで、受注~出庫~加工~出荷までの時間を大幅に短縮。
形状や長さが異なる約2,200 アイテムの商品をスピーディに発送できるようになりました。
4種類の自動倉庫を導入するとともに、トヨタWMSのピッキング最適化アルゴリズムにより作業効率が向上し、24時間以内パーツ発送率95%以上を継続的に実現しました。
今後も、お客様の安定した生産をサポートしていくために、機械そのものの故障の予兆検知機能などとの連携を進め、24時間以内のパーツ発送率を100%に近づけるように目指していくとのことです。
建屋中央の1階~2階吹き抜け部にエレベータ兼用方式のオーバーヘッド式を設置。各フロアストッカー両側に20数台の材料加工機を配置しています。
各専用入出庫口からのコンベアでパレットを入出庫させます。倉庫機能と各加工機への分配・回収、搬送機能を合わせ持った合理化を実現しました。
基本構成をガントリー式で実現。製品パレットを曲げ板によるトレイ方式にすることで、保管効率を高めています。
各棚番地のパレット内の製品ごとに、品種・数量・ロット番号等が管理され、任意の製品の入出庫が可能です。
パレットは、ストッカーの前面に配置された固定の入出庫架台上に移載され、作業者は必要な製品を天井クレーンを使ってパレット内に出し入れします。
長尺物に合わせた自動倉庫を導入する事で、段積みでの荷繰りへの操作時間を軽減。スペースも効率的に使えるように設計されているので、必要設置スペース減や省エネ化も図れるようになります。忙しい時期にスペースが足りない、外部の倉庫が必要になるなどの手間も解消。受注から出庫までの時間を大幅削減。商品の発送をスピーディーにおこなえるようになります。
また、倉庫内でのフォークリフトや作業者の介入が減るので、人手作業をカットして省人化が可能になり、同時に労働環境音改善にもつながります。
長尺物の取扱いと保管は、できる限り人手ではなく、機械にまかせたほうが、事故の防止となります。
長尺物の保管に関する自動倉庫は、豊富な知識と経験を持つメーカーに依頼しましょう。
引用元:西部電機公式HP
https://www.seibudenki.co.jp/
引用元:ダイフク公式HP
https://www.daifuku.com/jp/
引用元:村田機械公式HP
https://www.muratec.jp/
※Googleで「自動倉庫」または「自動倉庫 メーカー」と検索した結果から、自動倉庫システムの提供事業を営んでいる42の会社を調査。導入実績の掲載が公式HPにある14社をピックアップ。その中から下記の条件で3社を選出。(調査日:2024年2月22日)
西部電機:調査した会社の中で特殊仕様に合わせたクレーン数が最多。目的に合わせて自由にカスタマイズ可能
ダイフク:物流配送の導入事例数が最も多く、マテリアルハンドリング業界で売上高世界1 位(2024年2月時点)
参照元:ダイフク公式HP(https://www.daifuku.com/jp/company/news/2023/0516_01/)
村田機械:調査した会社の中で半導体製造において唯一クリーンルームの製造から管理配送までワンストップで対応
※1 参照元:西部電機マテリアルハンドリングシステム