いつ活用することになるかわからない金型こそ、自動倉庫に適しているジャンルなだけに、導入事例も豊富です。
金属、樹脂、ガラス、ゴムなど種類が豊富な金型。大量生産の必要性がなくなったとしても、補給品製造のために一定期間は保管しておかなければいけません。
多くの現場で固定棚を設置して金型を種類別に分けて保管する形がとられていますが、スペースの確保だけでなく、金型交換のために探して取り出す作業や破損、荷繰り作業中の挟まれ事故など、保管するにも一苦労です。
自動倉庫を導入することで、コンピューターによる在庫管理で金型の出し入れもスムーズに。天井空間も有効活用できるので、省スペースでの保管が可能になるなどの、作業効率の向上が期待できます。
操作は遠隔操作方式を採用していますが、棚番地と早見表により、10分程度の教育で、だれにでも自動倉庫の操作が行えるようにしています。
これまでは、複数箇所に金型保管をしていましたが、自動倉庫の導入により、保管スペースの削減と動線の簡素化を実現するとともに、品質面・安全性も向上しました。
熱交換器事業部本部が3階建てのため、自動倉庫のクレーンの上下移動をリフターとして活用することを考えました。
このプランが、IHI自動倉庫により実現でき、フロア間の搬送効率を飛躍的に高めることができました。
小物部品・半製品の自動倉庫は1階から3階のフロアにあわせて10ヶ所の入出庫口を設け、それぞれの作業エリアへ必要な資材をスピーディに供給しています。
10mを越える天井空間を有効活用し、固定棚に比較し同じスペースで金型・切り板材料とも3倍の保管量確保。
入出庫の自動化で玉掛け作業、荷繰り作業が低減したことに加え、荷捌き設備にウェイトチェッカを装備し過重格納を防ぐなど、安全面での対策も図られました。
スペースを活かすレイアウト変更や横置きだった金型の縦置きへの変更、鉄製の薄型パレットの特注などを提案。
その結果、計画段階では約60パレットの保管規模だったのが、最大158パレットまで可能になり、保管効率が大きく向上しました。
自動倉庫では棚を人の手の届かない高さまで設定することができるので、天井空間を有効活用することができ、金型の保管量も倍増。使用頻度は少ないけれども取っておかなければいけない金型なども邪魔になりません。
また、こまごまとしやすい金型ですが、コンピューターで在庫管理することでどこに何があるのかがすぐわかり、取り出しも機械がするので楽。人材への事故などのリスクも少ない、安全性の高い環境にできます。
IHI物流産業システムでは省力化・省スペース化・省人化などを総合的に追求しつつ、作業の正確性を重視した自動倉庫システムが提案されています。保管されている金型などの物品は、コンピューターによって在庫管理されており、作業員はタッチパネルやバーコードリーダを使って簡単に業務を進められることも強みです。
庫内の作業員を必要としないため、人の安全性を高めると同時に、重要な金型がヒューマンエラーで損壊・紛失するリスクも防げます。
一般的なパレット単位の重量物保管に関しては、パレット自動倉庫「コンパクトシステム」が用意されており、金型の保管に使うことが可能です。またコンテナ単位やケース単位での保管については、高速小型立体自動倉庫である「ファインストッカー」が提供されているため、自社の規模に合わせて選択すると良いでしょう。
デジタル表示式の仕分けシステムの他、地震対策ソリューションなど災害リスクや従業員の安全性についても考慮されています。
国産自動車メーカーであるトヨタが、生産・物流に特化した自動倉庫メーカーとして倉庫の開発・製造を行うために設立した会社です。
幅広い商品を効率的に収納可能な「パレット自動倉庫」と、小型・軽量な品物に関してスムーズかつ自動的な入出庫作業を行える「バケット自動倉庫」の、大きく2種類の自動倉庫が用意されています。
自動車業界や工業界のニーズへ二人三脚で寄り添ってくれるため、金型保管についてもしっかりと相談できます。
金型の取扱いと保管は、できる限り人手ではなく、機械にまかせたほうが、事故の防止となります。
金型の保管に関する自動倉庫は、豊富な知識と経験を持つメーカーに依頼しましょう。
引用元:西部電機公式HP
https://www.seibudenki.co.jp/
引用元:ダイフク公式HP
https://www.daifuku.com/jp/
引用元:村田機械公式HP
https://www.muratec.jp/
※Googleで「自動倉庫」または「自動倉庫 メーカー」と検索した結果から、自動倉庫システムの提供事業を営んでいる42の会社を調査。導入実績の掲載が公式HPにある14社をピックアップ。その中から下記の条件で3社を選出。(調査日:2024年2月22日)
西部電機:調査した会社の中で特殊仕様に合わせたクレーン数が最多。目的に合わせて自由にカスタマイズ可能
ダイフク:物流配送の導入事例数が最も多く、マテリアルハンドリング業界で売上高世界1 位(2024年2月時点)
参照元:ダイフク公式HP(https://www.daifuku.com/jp/company/news/2023/0516_01/)
村田機械:調査した会社の中で半導体製造において唯一クリーンルームの製造から管理配送までワンストップで対応
※1 参照元:西部電機マテリアルハンドリングシステム