高さに対するデッドスペースが大きい企業におすすめなパレット自動倉庫。
導入事例を見ることで、実際の効果を把握することができ、自社に合った自動倉庫の種類であるかの判断に役立ちます。
パレット単位でラックに積み上げるので、平置き段積みよりも、保管庫内の上部構造を有効活用できます。
製品によってはクレーンの軽量化や、奥行き2列のラックに保管対応できるダブルリーチタイプのクレーンを採用しているものもあり、コストの削減や省スペース化の実現に大いに役立ちます。
荷姿・目的に合わせて、柔軟なカスタマイズが可能な自動倉庫です。
パレット自動倉庫はパレット単位で物品を保管できるため効率的な収納を行いやすく、さらに立体型の自動ラックシステムといったオプションを追加して環境を構築しやすい点も重要です。これにより、通常の倉庫ではデッドスペースになってしまうような天井付近の高さまで有効活用できるようになり、倉庫のサイズに合わせて最大限の収納力を追求していくことが可能です。
また、倉庫の形状や間取りに合わせて設計するため、無駄のない倉庫環境を実現できます。
パレット自動倉庫は特定の業界や分野に限った物品を保管するものでなく、むしろ汎用的に使いやすい倉庫システムであるという点もメリットです。また様々な倉庫環境や作業ニーズに適合したプランを構築しやすく、拡張性に優れているため、初めて自動倉庫システムを導入しようとしている人や会社にとっても検討しやすい自動倉庫といえるでしょう。
一般に広く普及しているからこそオプションも充実しており、自動ピッキングシステムなどとも併用できます。
パレット自動倉庫で効率的な物品の保管環境を実現し、さらに自動ピッキングシステムといった省人化・省力化ニーズに応えられるシステムも活用することで、従業員の作業負担を軽減し業務の属人性の解消にも役立てることが可能です。
専門スタッフを配置する必要がなくなれば、人件費の削減や人材マネジメントの効率化といった目的にもマッチするため、総合的に業務フローを改善したり事業の安定性を高めたりといったことを目指していくことができます。
パレット自動倉庫では立体的な倉庫システムを構築することで、デッドスペースを極限まで減らして効率的な収納環境を実現できる反面、どうしても地震などの災害が発生した際に物理的な悪影響を受けやすくなってしまうことがデメリットです。
そのため、パレット自動倉庫を高層化していく場合、必ず倉庫の環境や形状、保管品の種類などに応じた地震対策も取り入れて、保管品や倉庫システムそのものの安全性を高めることが欠かせません。
パレット自動倉庫だけに限らず、自動倉庫システムを導入する場合は、多かれ少なかれ導入コストが発生してしまいます。パレット自動倉庫の場合、格納システムを高層化させることで効率的な運用を実現できる一方、高層化するには設備構築にかかる費用のみならず、地震対策やピッキングシステムの導入といったサブコストも必然的に生じます。
そのため、パレット自動倉庫を導入しようとする場合、得られるコストメリットと、導入コストやランニングコストなどを長期的に比較検討するようにしてください。
高層化した格納システムを安全に運用していこうとすれば、必ず定期的な保守点検や、不具合が生じた部位の速やかな修理・修繕といったメンテナンスも不可欠です。
定期メンテナンスを怠った場合、高い場所にある物品を下ろせなくなったり、あるいは高層化した格納システムが崩れて作業員に危険が及んだりといったリスクが上昇します。
また、システムが停止すれば業務そのものが停滞してしまうため、常日頃からメンテナンスを意識しておきましょう。
パレット保管用のラック、モノレールスタッカ、搭載盤、コントローラ、入出庫ステーションを備えたシステムです。必要な機能が揃っており、高さは最大30mまで対応可能で、コストパフォーマンスにも優れた立体自動倉庫です。
安全対策として、危険区域への出入りには二重の安全機能を設置し、リモコンによる遠隔操作での安全対策も充実しています。標準装備でコンピュータオンライン設定モードが搭載されていますが、クライアントのニーズに応じて随時アップグレードが可能です。
荷物の移動にはレーザー測長による絶対番地方式とベクトルインバータ制御方式を採用し、無駄のないスピーディーな走行・昇降を実現しています。配置決めも高精度で行われ、揺れに対しては制振制御(S字制御)で対応しています。
IHI物流産業システムではパレット自動倉庫として「ラックパック」シリーズを展開しています。同シリーズにはシングルリーチタイプやダブルリーチタイプといった自動倉庫システムが展開されており、自動倉庫を設置できるスペースが限られていても、その面積を有効活用しながら格納量を高められるようプランニングしてくれる点が特徴です。
また、独自開発したトラペゾイド・アクセラレーションシステム(I-TAS)による入出作業の合理化も強みです。
様々な企業や業種・分野へ自動倉庫システムを提供しているダイフクでは、パレット自動倉庫に関しても「コンパクトシステム」と、さらに超高密度パレット自動倉庫「シャトルラックD3」という製品を販売しています。
パレット単位で保管品を自動搬送・管理するユニット式自動倉庫のコンパクトシステムに対して、シャトルラックD3は重量物や大サイズの物品も効果的に保管できるようディープストレージ型のパレット自動倉庫システムが採用されています。
村田機械ではパレット倉庫をはじめとして、クライアント企業のニーズや作業環境の条件等に合わせて自動倉庫システムをプランニングし、適切なシステムを一から構築してもらえることが強みです。
立体搬送や多層階供給、自動ピッキングなど色々なシステムをパレット自動倉庫に組み合わせながら、常温保管だけでなく冷蔵・冷凍環境や危険物保管といったニーズにも対応し、各クライアントが求める自動倉庫システムをオーダーメイドで構築していきます。
トーヨーカネツでは、自動倉庫システムやパレット自動倉庫の導入に当たって、企画・検討の段階からクライアントに寄り添って専門的なアドバイスやプランニングを行ってくれることが重要です。
また、自動倉庫システムの設計や製作、現場での施工、さらに導入後の定期メンテナンスなどもトーヨーカネツがワンストップサービスとして提供してくれるため、万が一の不具合発生時にも速やかに業務再開を目指せることもポイントです。
住友重機械搬送システムは総合物流メーカーとして、物品の保管だけでなく物流に関する業務フローを総合的に考慮したパレット自動倉庫の導入をサポートしています。
高密度自動倉庫「マジックラック」は多重配列保管システムを構築するディープストレージ型のパレット自動倉庫となっており、設置スペースのサイズに対しておよそ2倍のパレット格納を叶えられることがメリットです。
また、クライアントごとのオーダーメイドプランにも対応します。
トヨタL&Fはトヨタグループの自動倉庫メーカーであり、トヨタの生産・物流システムにもとづいて構築されたユニット式パレット自動倉庫「ラック・ソーターP」などを提供しています。
天井部分まで効率的に活用できる多層格納システムが採用されており、先入れ先出し法を導入することで保管品の品質を維持しながら、リアルタイムの在庫管理システムによって正確な自動ピッキングシステムの運用を追求できることが魅力です。
またトラブル時の対応の早さも見逃せません。
1937年に設立された三菱ロジスネクストでは、自動倉庫システムの設計や構築、施工といった過程だけでなく、必要なシステムや搬送用ロボットの開発・製造、コンテナキャリアなど物流システムの提供まで幅広いニーズに応えています。
パレット自動倉庫に関しても、業種・業界のニーズや作業場所の条件に合わせたシステムを包括的にプランニングしており、冷蔵タイプや防爆タイプといった倉庫も並列で検討していくことが可能です。
ジャロックではパレット自動倉庫用の完全自動モジュラーシステムとして、縦方向にも横方向にも移動できるシャトルランナーを進化させた多機能自動倉庫「オートムーバー」などを提供しています。
水平方向への移動はもちろん、オプション機能として上部空間への垂直方向を可能とする「WMS(倉庫マネージメントシステム)」も展開されており、クライアントのニーズに合わせてパレット自動倉庫の多層化を追究していけることが特徴です。
オカムラは自動倉庫システムのような物流事業に関する製品から、オフィス関連製品や商業関連製品などを幅広く取り扱っているメーカーです。パレット自動倉庫としては立体自動倉庫「パレットスタッカー」がラインナップされており、最大1トンまでの重量に対応することができます。
また、自動倉庫内の搬送などは全てインバータによって制御されており、スムーズかつ正確な自動ピッキングによって省人化・省力化を追究していけることも見逃せません。
昨今の人手不足という時代背景を鑑み、省人効率化を第一の目的として、情報システムを連携させた機能的なマテハンの導入を決めました。
現場および事務の手作業を軽減させヒューマンエラーを無くすことができました。
参照元:IHI物流産業システム(https://ihi-logistics.com/cases/detail/19)
生産工程だけでなくサプライチェーン全体の効率化が必要との考えを基に、IHIマテハン設備を導入。
また、徹底した工程間搬送の自動化により、省人化・高効率化を目指しました。
参照元:IHI物流産業システム(https://ihi-logistics.com/cases/detail/12)
6m級の鋼材を格納する、新開発のパレット自動倉庫「コンパクトシステム(CS)」(格納数2,508 パレット)を導入。
少ない設置スペースで高密度保管を実現し、同社が取り扱う鋼材全てのアイテムを在庫できるようにして商品のフルラインアップ化を図るとともに、加工エリアへの迅速な供給体制を整えて出荷までのリードタイムを大幅に短縮しました。
参照元:ダイフク(https://www.daifuku-logisticssolutions.com/jp/case/electricity-machinery/sakuma/)
初めてご相談を受けた2005年、解決策として上部空間を最大限に有効活用できるユニット式パレット用自動倉庫ラックソーターPを提案。
あわせて、製造ラインから自動で倉庫に搬送できる高速有軌道台車モービルソーターも提案しました。
「導入により保管量が飛躍的に増大しただけでなく、入出庫の自動化で効率化も図れています。保管量増大のおかげで、2006年に初めて売上100億円を達成しました」と窪様。
参照元:トヨタL&F(http://www.toyota-lf.com/solution/results/file08.html)
パレット自動倉庫(クレーン1台、格納数123パレット)はパネルを格納。ラックサイド2ヵ所の出庫口から指定数をピッキングし、隣接した切断機へ供給します。
一方、移動ラックには長尺のアルミフレームを格納。生産計画に基づき移動ラックから出庫し、出荷頻度別の仮置きエリアで待機させ、迅速に切断機へ仕込めるようにしています。
参照元:ダイフク(https://www.daifuku-logisticssolutions.com/jp/case/electricity-machinery/sus/)
引用元:西部電機公式HP
https://www.seibudenki.co.jp/
引用元:ダイフク公式HP
https://www.daifuku.com/jp/
引用元:村田機械公式HP
https://www.muratec.jp/
※Googleで「自動倉庫」または「自動倉庫 メーカー」と検索した結果から、自動倉庫システムの提供事業を営んでいる42の会社を調査。導入実績の掲載が公式HPにある14社をピックアップ。その中から下記の条件で3社を選出。(調査日:2024年2月22日)
西部電機:調査した会社の中で特殊仕様に合わせたクレーン数が最多。目的に合わせて自由にカスタマイズ可能
ダイフク:物流配送の導入事例数が最も多く、マテリアルハンドリング業界で売上高世界1 位(2024年2月時点)
参照元:ダイフク公式HP(https://www.daifuku.com/jp/company/news/2023/0516_01/)
村田機械:調査した会社の中で半導体製造において唯一クリーンルームの製造から管理配送までワンストップで対応
※1 参照元:西部電機マテリアルハンドリングシステム