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種類3:バケット自動倉庫


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物流業界の作業の効率化や省人化に役立つ、マテハン機器「バケット自動倉庫」について調査しました。

倉庫の保管能力向上を目指している企業担当者は、ぜひ参考にしてください。

バケット自動倉庫とは

バケットに小物品を集約して保管し、それを直接入出庫できるシステムがバケット自動倉庫。

バケット自体が大がかりなものではないので、経済的に少ないスペースへの導入が可能です。

もちろん、保管場所が大きければ大きいほどより多く格納できるので、多彩な用途に活かせます。

バケット専用のスタッカークレーンもあるので、高速入出庫やスペースの効率化、レールの静音性能など、ニーズに合ったものを選ぶと、より業務の改善を狙えるでしょう。

また、視認性の良いコンピューター管理システムを採用しているバケット自動倉庫だと、経験が浅い人でも容易に扱えるのではないでしょうか。

バケット自動倉庫が対応できる荷姿

バケット自動倉庫が対応できる業界

バケット自動倉庫のメリット・デメリット

バケット自動倉庫のメリット

小物類の収納に適している

バケット型の自動倉庫は文字通りバケット単位での収納を自動化できる倉庫システムです。細かな商品や種類の多い製品であってもバケットにまとめて管理できるため、取り扱い製品の種類や数を維持したまま収納効率を高められることがメリットです。

バケットは定型サイズで規格化されており、バケットに入れられる範囲のサイズや数量であれば品種を問いません。そのため、日用雑貨や工業用品から食品や医薬品といったものまで幅広く対応可能です。

入出庫作業を効率化できる

バケット単位で収納されているため、細かくて数の多い製品であってもバケットを動かすことでスムーズな入出庫作業へつなげることができます。また、バケット自動倉庫にスタッカークレーンを併設することで、入出庫作業を自動化したり迅速化したりすることも可能です。

バケット自動倉庫システムでは保管されている製品の在庫やバケットの位置などがコンピュータで一元管理されており、必要な数量を常に把握することができます。またクレーンの移動速度などを調整して製品保護に努めることもできます。

デットスペースを有効活用できる

一般的なバケット自動倉庫では、バケットを積み上げて収納するラック構造が採用されており、倉庫システムの高層化による立体保管を活用して、天井付近のデッドスペースも有効に利用できる点がメリットです。

なお、かつては背の高い倉庫を建てる場合、強度を確保するために構造体も大きなものになりがちでしたが、現代では素材の開発や設計レベルの向上によってスリムな構造体でありながら強度にも優れた自動倉庫が研究されています。

バケット自動倉庫のデメリット

スペースの確保が必要

天井などのデッドスペースを活用できるとはいえ、バケット自動倉庫を導入するためにはメインの保管スペースとなる場所に加えて、ラックシステムのレールやスタッカークレーンなどを設置するためのスペースも必要です。

バケット自動倉庫のサイズは保管する製品やバケットの量に比例してしまうため、取り扱っている製品の数量や種類を考慮した上で、スペースに合わせた倉庫の設計やプランニングをしなければなりません。

導入費用がかかる

自動倉庫システムはバケット型に限らず、様々な導入費用が発生します。製品を保管する倉庫本体や構造体はもちろんとして、自動管理のために必要なコンピュータやアプリケーション、ピッキング作業などを自動化するロボットやスタッカークレーンなどについてもそれぞれ導入費用を計算することが必要です。

管理システムについては自社の環境や業務フローに合わせてシステムを構築する費用なども発生するため、特に初めてバケット自動倉庫を導入する場合、全てを一からそろえられるようコストの試算を行っておきましょう。

定期的な点検・メンテナンスが必要になる

自動倉庫システムは便利なシステムですが、適切な能力や効率を維持するためにはどうしても定期的な点検やメンテナンスを行って、常に自動倉庫の状態を良好に保たなければなりません。

メンテナンスを怠った場合、思いがけないトラブルや不具合によって自動倉庫システムの全体が停止してしまうこともあるでしょう。例えばスタッカークレーンが停止すれば、自動倉庫システムそのものを活用することが難しくなり、修理完了まで作業が完全に中断してしまう恐れもあります。

バケット自動倉庫に対応しているメーカー一覧

西部電機

バケット保管用の構造体としての専用ラックやモノレールスタッカ、入出庫ステーションといったものがパッケージングされている立体保管システムを備えた自動倉庫です。稼働時の走行音を低減できるよう静音設計が工夫されており、省スペース化のニーズにも配慮したコンパクトな設計が行われました。

安全柵のような物理的保護に加えて、自動倉庫システムのコントローラによって離れた場所から操作するといった間接的な安全管理を行っていることも重要です。

西部電機
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IHI物流産業システム

IHI物流産業システムにはバケット自動倉庫に対応したケース自動倉庫「ロボスタック」のように、様々なパターンに合わせた自動倉庫システムを展開しています。物品の移動に際してクレーンの速度や加速・原則の勢いなどを調整して、揺れや衝撃に配慮することで保管品への影響やダメージを予防することが特徴です。また、レーザー距離計などを併用して、リアルタイムの距離計測を実行しながら位置関係などを把握して適切なポイント移動を行うことができます。

IHI物流産業システム
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トーヨーカネツ

トーヨーカネツが取り扱うバケット自動倉庫は、小物や軽量物を保管する目的にマッチした自動倉庫システムです。天井付近まで自動倉庫を高層化できる立体保管システムが採用されており、デッドスペースを活用して小サイズ化を目指すこともできます。

管理システムによって在庫管理から入出庫作業までコンピュータが一元管理するため、ピッキング作業などに必要な人間の数を見直し、人材マネジメントの効率化で属人性の軽減に貢献できることもメリットです。

トーヨーカネツ
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オカムラ

オカムラではコンテナ(バケット)単位で保管品を収納管理するバケット自動倉庫「バケットスタッカー」を取り扱っています。オカムラが自社で開発した速度コントロールシステムが採用されており、設置されているスタッカークレーンの移動速度は最大で毎分320mという高速化が実現されました。また、構造体が強化された高層ラックの設計や静音設計が工夫されており、現地で働く人のために作業環境の改善に役立つこともポイントです。

オカムラ
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三進金属工業

三進金属工業ではバケット自動倉庫について、クライアントのニーズや倉庫の設置環境などを考慮した「バケット保管用立体自動倉庫」を受注生産しています。ウレタン製の走行車輪とアルミレールを採用することでバケットを移動する際の走行音が抑えられており、さらにシリアル通信を活用したトロリー線を採用してメンテナンスの効率化やランニングコストの低減にも役立っています。

また、スタッカークレーンの加減速をコンピュータ管理する制振制御システムが導入されています。

三進金属工業
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住友重機械搬送システム

住友重機械搬送システムでは小物などの保管に適したバケット自動倉庫を提供しており、幅広い業界や保管品の種類に合わせてカスタマイズしてもらえることも特徴です。

住友重機械搬送システムのバケット自動倉庫は、梱包済みの商品を入れたバケットをそのまま運搬し、効率的に収納することが可能です。デッドスペースを減らして収納量を増やすことで、収納密度が向上し、自動倉庫としてのコストパフォーマンスを高めていることもメリットです。

住友重機械搬送システム
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トヨタL&F

トヨタL&Fはトヨタグループの自動倉庫システムメーカーとして様々な自動倉庫を取り扱っており、バケット自動倉庫システムとしてはユニット式バケット用自動倉庫「ラック・ソーターB」などが展開されています。

構造体の強度を高めつつ全体の軽量化が進められており、サイズ面でもコンパクト設計になっているため収納スペースを減少させることが可能です。

自動管理用の在庫管理システムが標準搭載されており、作業効率が向上されています。

トヨタL&F
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三菱ロジスネクスト

三菱ロジスネクストは1937年に設立されて以来、三菱グループのロジスティクスを支えられるよう様々な自動倉庫システムが展開されてきました。一般的な雑貨品や日用品などに対応したバケット自動倉庫だけでなく、冷凍食品や冷蔵食品、医薬品、さらに取り扱いに問題があれば深刻な事故につながりかねない危険物などに対応したバケット自動倉庫を確立することも可能です。

自動倉庫の高層化やスタッカークレーンの多様化などによって倉庫の自由度も高められました。

三菱ロジスネクスト
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バケット自動倉庫の導入事例

ラインまでのダイレクトな供給が可能に

  • 作業員の不稼働時間(組立て作業外時間)を削減します。
  • ジャストインタイムの部品供給システムを構築します。
  • 現場端末と管理システムの連動によるリアルタイムの工程進捗管理をサポートします。
  • 各協力会社から供給される多様な部品の荷姿に対応できる設備設計を行います。
  • 無人搬送車や天井走行台車を利用し、次工程へタイムリーに供給するレイアウト設計を行います。

参照元:村田機械(https://www.muratec.jp/logistics/case/manufacturing/car2.html)

タイムリーな格納で作業効率アップ

  • 高層自動倉庫の採用により、省スペースかつ効率的な保管を実現しています。
  • 在庫管理システムにより、新本、返本をリアルタイムでとらえ、販売機会損失を防止しています。
  • 「仕分け・ピッキング・補充」を自動化し、省人、省力化を行なっています。
  • ピッキング作業を情報システムで支援することで、誤ピッキングを防止しています。
  • ソーティングシステムを使って、文庫本を向先ごとに仕分けしています。

参照元:村田機械(https://www.muratec.jp/logistics/case/deliver/book.html)

ピッキング用装置として活用

  • 自動倉庫と平置きエリアを併設して保管効率を高め、在庫変動に対応できるよう柔軟性を確保します。
  • 高速仕分けソーターにより、大量の商品を店別に仕分けします。
  • 出荷量に合わせた人員配置などマネジメント管理を行いセンターの生産性を高めます。
  • 保管が難しい形状の商品を、WMSを活用することで高い管理能力を実現します。

参照元:村田機械(https://www.muratec.jp/logistics/case/distributor/homecenter.html)

バラ品における作業の効率化を図る

  • 保管とピッキングの機能を兼ね備えた自動倉庫背面ピッキングシステムを構築します。
  • CPFR(※1)やGDS(※2)とのインターフェイスを考慮した設計を行います。
  • カテゴリ・マネジメントを考慮した出荷システムを構築します。
  • 誰にでも簡単なイージーオペレーションで生産性を高めます。
  • 流通量の変化に対応する平置き品を、WMSでフレキシブルに管理します。
  • バーコードやRFIDを活用したトレーサビリティ(商品履歴・追跡機能)への対応が可能です。
  • 自動化計画の実現と、設計値をオーバーした際にも対応できる、設備と人の融合したシステムを構築します。

参照元:村田機械(https://www.muratec.jp/logistics/case/distributor/food.html)

保管体制の最適化を行いミスのないシステムを構築

  • 画像確認により、器材セットの確認、洗浄後の器材組立などの作業精度の向上を実現しています。
  • スケジュール管理により必要器材の事前準備作業計画がたてられます。
  • 滅菌装置により自動で滅菌日時を取得し、滅菌方法(高圧蒸気、ガス等)ごとにコンテナ単位で有効期間を管理しています。
  • 「ユーザー名」、「パスワード」入力による設定でセキュリティが確保できます。
  • 患者の動線、器材供給動線(清潔エリア)、回収動線(不潔エリア)の3つの動線を完全分離しています。
  • 複数のコンピュータにデータを持ち、データ消失を防止します。

参照元:村田機械(https://www.muratec.jp/logistics/case/other/hospital.html)

【製品・荷姿別】
自動倉庫メーカー3選
重量物、長尺物、
危険物など
特殊なものを扱う企業向け
西部電機
西部電機のイメージ画像

引用元:西部電機公式HP
https://www.seibudenki.co.jp/

  • 国内初※1の自動倉庫固有技術を開発したノウハウで長尺物、吊上げ荷重19tを超える重量物にも柔軟に対応
  • 冷凍冷蔵、危険物など特殊な製品にも用途に合わせた専用のクレーンで自動化を実現。
実績のある主な業種
金属・機械製造
食品・飲料製造
製紙・印刷
納骨堂

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原材料、食品、配送品など
大量の定型物を扱う
企業向け
ダイフク
ダイフクのイメージ画像

引用元:ダイフク公式HP
https://www.daifuku.com/jp/

  • 売上高がマテリアルハンドリング企業で世界一位の実績で多くの物流製品を自動化。(2024年2月時点公式HPより)
  • 海外拠点にも自動倉庫を提供し、国内外の流通を支援
実績のある主な業種
物流
食品・飲料製造
eコマース
自動車

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自動倉庫の実績や特徴を
確認

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半導体機器、電子部品など
クリーンルームが必要な
ものを扱う企業向け
村田機械
村田機械のイメージ画像

引用元:村田機械公式HP
https://www.muratec.jp/

  • 半導体の製造工場向け搬送システムの特化した分野で30年以上の実績
  • クリーンルーム用の各種搬送システムや保管設備などのクリーンFAシステムを提供。
実績のある主な業種
半導体
液晶パネル製造
機密機器
医薬品製造
化粧品

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※Googleで「自動倉庫」または「自動倉庫 メーカー」と検索した結果から、自動倉庫システムの提供事業を営んでいる42の会社を調査。導入実績の掲載が公式HPにある14社をピックアップ。その中から下記の条件で3社を選出。(調査日:2024年2月22日)
西部電機:調査した会社の中で特殊仕様に合わせたクレーン数が最多。目的に合わせて自由にカスタマイズ可能
ダイフク:物流配送の導入事例数が最も多く、マテリアルハンドリング業界で売上高世界1 位(2024年2月時点)
参照元:ダイフク公式HP(https://www.daifuku.com/jp/company/news/2023/0516_01/)
村田機械:調査した会社の中で半導体製造において唯一クリーンルームの製造から管理配送までワンストップで対応
※1 参照元:西部電機マテリアルハンドリングシステム

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